- ワキガのニオイは、女性ホルモンが影響しているの?
- 生理前にワキガのニオイがキツクなるのは女性ホルモンの影響?
- 女性ホルモンの影響で、出産後にワキガのニオイが軽減されるの?
ワキガのニオイは、女性ホルモンの影響でニオイに変化が起きている事をご存知でしょうか?
生理前に体温が上がる時にも、ワキガのニオイは変化します。
今回記事では、ワキガのニオイと女性ホルモンの関係について記事にしていきます。
そもそも、「ワキガ」とはどういうことか?
ワキガとは、腋(ワキ)の下(ガ)で発生するニオイの事です。
「腋臭症」や「アポクリン臭汗症」とも呼ばれています。
汗臭い人が全員ワキガということではありません。
人の体には、汗を分泌するエクリン汗腺とアポクリン汗腺という2つの汗腺があります。
アポクリン汗腺から分泌される汗が、ワキガの原因なんです。
汗に含まれるタンパク質や脂質を常在菌が分解することで、ニオイが発生します。
アポクリン汗腺は、脇や陰部といった部位の「毛包内」にのみ存在しています。
脇毛が多い方は、アポクリン汗腺も多いので、ワキガになる確率が高いです。
ワキガの主な原因とは?
ワキガの原因は、遺伝とかホルモンの影響、食生活の乱れなどがあげられます。
遺伝によるワキガ
ワキガは遺伝します。
両親やその親などがワキガの場合、高い確率で遺伝する事が確認されています。
ホルモンの影響
思春期を過ぎる頃に、ホルモンの分泌が多くなりアポクリン汗腺の動きが活発になって、ワキガの症状が現れます。
特に女性は、生理や妊娠、出産などホルモンバランスが乱れたりすることが多いので、大きく影響が出ます。
生活習慣が乱れている
食生活で、お肉ばっかり食べていたり、脂っこい物や、香辛料のキツイ食べ物を食べていると、ワキガのにおいがキツクなります。
さらに、タバコやお酒を多く摂取する方も同じくにおいがキツクなります。
ストレスをため込んでも、ストレス臭が発生します。
自分がワキガなのか?チェックする方法とは?
- 耳垢が湿っている。
- シャツなどの脇の部分が黄ばんでいる。
- 周りの人からニオイを指摘される。
耳垢が湿っている方は、ワキガの確率が高いです。
外耳道にはエクリン汗腺が無く、もし湿っていたりドロッとした感じの耳垢だった場合は、アポクリン汗腺からの汗の影響なんです。
こういう方の場合は、脇の下にもアポクリン汗腺が多いと言えます。
シャツなどの脇の下部分が、黄ばんだ感じになる方もワキガの可能性が高いんです。
アポクリン汗腺から出る汗は、タンパク質や脂質などが多く含まれているので、シャツが黄ばんでしまうんです。
自分の周囲の方からの指摘によって、ワキガだとわかる事があります。
身内なら、ワキガなんじゃないの?と言えますが、他人にはなかなか言えないのが現実です。
ワキガの予防方法は?
- お肉や高脂肪の食品をあまり食べないようにする。
- タバコを吸わない。
- アルコールを飲まない。
- 軽めの運動をする習慣をつける。
- 汗をこまめに拭き取る。
- 制汗・殺菌成分のデオドラント商品を使う。
ワキガの予防には、とにかく体臭や汗のニオイの原因と考えられることをしない事です。
食事内容も、お肉などの高脂肪の物や、乳脂肪分が多く含まれるものをなるべく控えるような食生活が望ましいです。
飲酒や喫煙を控える事は、言うまでも無い事ですよね。
アルコールやタバコに含まれるニコチンは、体臭がキツクなります。
普段から軽めの運動をする事で、汗をかいて汗腺を鍛える事が出来ます。
汗をかくと老廃物も出てきてその量が減るので、菌の繁殖を抑える事が出来ます。
運動後は、シャワーを浴びるか、デオドラントシートなどできちんと汗を拭き取りましょう。
殺菌・抗菌効果のあるデオドラント商品を使う事も、ワキガの予防に効果的です。
ワキガのニオイは、女性ホルモンが影響しているの?
ワキガのニオイは、女性ホルモンが大きく影響しています。
ワキガの人が普段生活をしていて、ワキガのニオイに変化があると思った事がありませんか?
いつもよりニオイがキツクなったり、ニオイが軽減されたりすることがあります。
女性の場合、生理前や出産前に女性ホルモンが多く分泌されます。
その時に、アポクリン汗腺が女性ホルモンの影響を受けて、一時的にニオイがキツクなる事が起こります。
そして生理後や出産後には、女性ホルモンが減ります。
更年期になった時にも、女性ホルモンが減ります。
この時に、ワキガのニオイが軽減されるという事もあります。
生理前にワキガのニオイはキツクなるのは女性ホルモンの影響です
生理前にワキガのニオイはキツクなる傾向があります。
女性ホルモンの分泌量は、生理周期によって変わります。
排卵直後から体温を上げて、受精した卵子の着床を助けるものに、黄体ホルモンというものがあります。
このホルモンの影響で、体温が上がり汗や皮脂が分泌されるので、体臭がキツクなりがちです。
排卵直後から生理が始まるまでの間は、ワキガのニオイも強くなります。
女性ホルモンの影響で、出産後などにワキガのニオイに変化が起こる
出産前は、女性ホルモンが多く分泌されるので、ワキガや体臭がキツクなります。
今まで、ワキガではなかった方でも、ワキガになってしまうケースもあります。
出産後には、女性ホルモンが減ってくるので、逆にニオイが軽減されることもあります。
髪の毛がたくさん抜けたりするのも、女性ホルモンが減るからなんです。
さらに、更年期になってくると、女性ホルモンのひとつの「エストロゲン」が少なくなっていきます。
そこに、エストロゲンを分泌させようとする働きが起きます。
これが、ホルモンバランスの乱れになります。
ホルモンの分泌異常が起こると、体温が上昇して汗をかきやすくなります。
更年期になると、体が温かくなりやすくなって、多汗症を起こす場合もあります。
汗をかきやすくなるという事は、ワキガや体臭がキツクなるという事です。
まとめ
クサイ臭い=男性というイメージが強いのですが、実際にワキガの方は、女性が多いんです。
それは、やはり女性がホルモンの影響を受けやすいからなんです。
生理や出産などがあり、ホルモンバランスが崩れがちになるからです。
ワキガのニオイを軽減させるには、普段の食生活の見直しと、脇の下などを常に清潔に保つ事が必要です。
そして、汗に対して殺菌・抗菌を常に意識していく事です。